ブロックは子どもの成長にとても良い影響があると聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
それでは、具体的にどのようなメリットがあるのかご紹介していきます。
ブロック遊びは、子どもたちの脳の発達にとても良いと言われています。
それは、指先をたくさん使う遊びだから。
指先をたくさん使うと、大脳が刺激されます。
大脳は、子どもたちの思考や記憶・言語・運動などを司る部分です。
成長が著しい幼児期だからこそ、意識的に脳を活性化したいですね。
また、ブロック遊びはひとつの物事に集中し続けることで、子どもの集中力も養う効果が期待できます。
筆者の5歳と3歳の子どもたちもブロック遊びが大好きです。
自分の頭の中でどんどんストーリーを作っていき、大人では考えられないような独創的な作品を作ります。
呼びかけても集中しすぎて声が聞こえないくらい、とにかく集中してずっと遊び続けることも…。
出来たあともその作品で遊ぶのがさらに楽しいようで、「自分の遊びたいものを作る」というのはとても刺激的で楽しいようです。
ブロック遊びをするときは、頭の中のイメージをブロックを組み合わせることで具現化していきます。
このことで子どもの想像力や創造力を養うことができます。
また、なかなか自分のイメージしている形にならないときや、組み立てるバランスが難しくて何度も崩れてしまう場合など、「次はどうやったらできるのか」と考え続け、試行錯誤することで、探究心も養われます。
ブロック遊びでは、指先に力を入れて拾い、ブロック同士をくっつけるという細かな行為を繰り返し行います。
幼い頃に指先を器用に動かしておけば、大人になっても器用であると言われています。
ある大学の研究では、「数学の点数が高い高校生は、空間把握力が高い。空間把握力が高い高校生は、幼児期にブロックや積み木などの空間把握力が必要なおもちゃで遊ぶことを好んでいた」ということが明らかになったといいます。
空間把握力は、理系科目の理解に役立つ力。
幼児期のブロック遊びをすることで、理系科目が得意になる可能性が期待できるでしょう。