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公開 2018年12月22日  

自分を責めた日もあったけど…低体重で生まれた息子の成長に今思うこと<第二回投稿コンテストNo.17>

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予定日より早く、低体重で生まれたいっしゅさんの息子くん。妊娠中、無理をしたからかも…と自分を責めたこともありましたが、身軽な体だからこその成長も見られるようです。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10112000318

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初めての検診の日、モニター越しに見た息子は、まだ4mmの小さな丸でした。それでも、1分間に120回以上の速さで規則的に打つ鼓動。

「こんなに小さいのに、しっかり生きているんだ!」

独身時代から子どもが欲しくてたまらなかった私にとって、待望の赤ちゃんとの出会いでした。


「正産期には入ったけれど、2500gに達していないみたいだね。低体重児かも知れない。もう少しお腹にいてくれるといいけれど。」

予定日の2週間前、お医者さんの言葉で少し不安になりました。

「保育器に入ったらどうしよう。病気がちになったらどうしよう。」

妊娠して以降、お産をスムーズにするためにウォーキングをしていましたが、その日から運動を控えて安静を心がけました。

しかし、それから1週間もしないうちに陣痛が来て、出産の日を迎えました。



息子は2200gほどの低体重児でした。

体が小さく、母乳を吸う力も弱い息子。

入院中の産科の授乳室では、1時間かけて授乳をしていました。他のママさん達が後から来て、先に授乳を終えていきます。

産後の疲れた体で3時間おきに授乳をすることは想像以上に大変で、母子ともにほとんど寝られない毎日。

胃袋も小さくて、なかなか飲む量が増えず、2100gまで体重が落ちてしまいました。

新生児訪問や、4ヶ月検診でも、「1歳までは3ヶ月ごとに検診にきてくださいね。」と、体重が軽いことを心配されました。

結婚後、片道3時間かけて通勤をしていた私は、つわりや腹痛の中で無理をした時期があったため、そのせいで息子は小さく産まれたのではないか、と自分を責めました。



しかし、生後2ヶ月で首が座り、3ヶ月で声を出して笑うようになり、4ヶ月になる前には寝返りをして、5ヶ月でお座り、6ヶ月でハイハイと後追い、7ヶ月現在でつかまり立ちをしてくれるほど順調に成長しています。

今でも小柄ではありますが、他の赤ちゃん以上に活発に育ってくれている気がします。体重が軽い分、体が動かしやすいようです。

妊娠中は「これをしてはいけない」という規制が多く、守れていないことがあると不安を感じたり、産後は、赤ちゃんの体重が思うように増えず、心配になることもありました。

けれど、小さく産まれたおかげで、早い成長が見られたことは、私にとって嬉しい驚きでした。


ライター:いっしゅ




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※ この記事は2024年03月15日に再公開された記事です。

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