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冬は子どものインフルエンザや風邪に注意!感染予防対策は?<医師監修>

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冬になると子ども達の中でも流行しはじめるのが、インフルエンザや風邪です。辛そうな子どもの姿に、胸を締め付けられる思いをするパパやママも多いのではないでしょうか。今回は、インフルエンザの予防方法をはじめ、症状や対策法などを解説していきます。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038020207
目次 インフルエンザは予防接種で防げる?
インフルエンザの予防接種を受けるタイミングは?
インフルエンザの予防接種は誰でも受けられる?
もしかしてインフルエンザ?こんな初期症状に要注意
インフルエンザの感染対策
いつから幼稚園や保育園に行ける?

インフルエンザは予防接種で防げる?

インフルエンザは、予防接種の効果が認められている病気のひとつでもあります。

不活化されたインフルエンザウィルスを体内に取りこみ、免疫細胞にウィルスの形を覚えさせます。

すると、いざ活動中のインフルエンザウィルスが体内に侵入してきたとき、すぐに敵だと判断して攻撃を開始することができるのです。
これにより、ウィルスが増殖して悪さをする前に撃退し、症状が軽く済むようになります。

人によってはウィルスに感染してもまったく無症状のままというケースもあり、予防効果が期待できます。

特に免疫力が十分ではない小さな子どもは感染してしまうリスクも高いので、毎年予防接種をしていたほうが安心です。

13歳未満の子供の場合、予防接種は基本的に2回行わなければなりません。
生後6カ月~3歳未満では1回あたり0.25mlを2回、3~13歳未満は0.5mlを2回接種することになります。

1回目と2回目の接種は、2〜4週間空ける必要があります。

なぜ2回も接種するのかというと、小さな子どもはまだ免疫が未熟であるためです。

ワクチンをどれだけ打ったかでインフルエンザの抗体(免疫)がついてきます。
子どもは生まれてから年数が少ないので、大人よりも回数を増やして抗体を多く作っていくために2回接種します。

このため、間隔を空けて2回接種することで効果の確実性を高めているというわけです。

もちろん、1回の接種でもある程度の免疫はつくため、インフルエンザを完全に予防できなくても重症化を防ぐ効果は期待できます。

インフルエンザ脳症や脳炎といった重篤な合併症を防げる可能性があるため、小さな子どもでもできるだけ接種しておいたほうがよいでしょう。

ちなみに、生後6カ月までの赤ちゃんは、基本的にインフルエンザの予防接種を受ける対象になっていません。
この時期までの赤ちゃんには、ママから受け継いだ免疫が残っているためです。

もちろん、絶対に罹患しないわけではないので、6カ月までの赤ちゃんがいる家庭は外からウィルスを持ち帰らないように注意してあげましょう。

インフルエンザの予防接種を受けるタイミングは?

インフルエンザのワクチンは、接種後すぐに効果を発揮するわけではありません。

接種してから時間をかけて免疫が構築されていき、しっかりと免疫がつくまで2週間ほどかかってしまいます。

そして予防接種の効果は3~4ヵ月ほど言われています。

このため、予防接種するときはタイミングをしっかり見極めることが重要です。

インフルエンザは、真冬になると流行するというイメージが強いですよね。

しかしその年により流行する時期にはばらつきがあり、早ければ11月の中旬には流行が始まってしまう場合もあるのです。

このため、免疫ができるまでの期間と効果が持続する期間を計算し、10月下旬~11月の上旬頃までには1回目の予防接種を受けておいたほうが良いでしょう。

インフルエンザの流行は地域によっても違いがあるので、住んでいる地域の流行状況を調べて接種を受けるのも効果的です。

流行状況は、国立感染研究所や厚生労働省、各自治体のホームページなどでも確認できるので、早めにチェックしておきましょう。

そして、幼児期は定期接種の予防接種とかぶる場合もあるため、計画的に接種するようにしましょう。

インフルエンザの予防接種は誰でも受けられる?

インフルエンザの予防接種ですが、中には受けられない人もいます。

たとえば、明らかに発熱している人(通常37.5℃以上)や急性疾患に罹患している人。

この場合、すでに免疫がフル稼働している状態なので、予防接種の効果が正しく得られない可能性が高いです。
それどころか、無害化されているとはいえ、インフルエンザウィルスを体内に取りこめば余計に体調が悪くなりかねません。

発熱があると病院からも接種を断られるので、体調が落ち着くまでは様子を見るようにしましょう。

また、過去にインフルエンザワクチンに含まれている成分でアナフィラキシー(アレルギー反応)をおこしたことがある人も受けることができません。

卵アレルギーがある人も要注意です。
インフルエンザワクチンは、製造過程で卵を利用しています。
このため、接種すると卵の成分が紛れ込み、アレルギー反応を起こしてしまうおそれがあります。

必ず医師に相談するようにしましょう。

もしかしてインフルエンザ?こんな初期症状に要注意

冬になると空気が乾燥し、インフルエンザ以外の風邪にもかかりやすくなりますよね。

普通の風邪も厄介ですが、インフルエンザと普通の風邪はしっかり見分けなくてはなりません。

インフルエンザに罹患すると、まず38度以上の高熱や全身の倦怠感、関節痛や筋肉痛といった全身症状が強く見られます。
最初から強い全身症状が出た場合、インフルエンザを疑ってみましょう。

その後、咳やのどの痛み、鼻水といった呼吸器系の症状が現れます。
腹痛や下痢などの消化器系の症状を訴えることもあり、1週間ほどかけて少しずつ回復していきます。

インフルエンザの感染対策

インフルエンザは感染力が非常に強いので、同じ屋根の下で暮らす家族に感染しないよう細心の注意が必要です。

まず、飛沫感染を防ぐために子どもを別の部屋に隔離しましょう。

看病するのはママやパパ一人だけにして、複数人で子どもと接することのないようにします。
こうすることで、同じ部屋でみんなと過ごすより感染のリスクを大きく下げることができます。

看病する人は必ずマスクをつけ、子どものいる部屋を出た後は必ず手洗いとうがいをしましょう。
また、締め切った部屋にはインフルエンザウィルスが蔓延しやすいので、定期的に窓を開けて換気することも大切です。

いつから幼稚園や保育園に行ける?

症状がすっかり落ち着いたとしても、インフルエンザウィルスは消滅したわけではありません。

熱が下がったあとも数日間はウィルスが体内に存在しており、それがほかの人に感染するとインフルエンザを発症させてしまう可能性もあるのです。

特に免疫力の未熟な乳幼児が多い幼稚園や保育園の場合、ウィルスを持ったまま登園してしまうと一気に感染を広げかねないので、このため、ほとんどの幼稚園や保育園ではインフルエンザと診断された場合に「出席停止期間」を定めています。

具体的な出席停止期間はそれぞれの園ごとにことなりますが、一般的には「発症から5日が経過し、かつ熱が下がってから3日経過するまで」と決められているケースが多いです。

園によっては、医療機関から治癒証明書をもらってくるように言われることもあります。

仕事をしているママやパパにとって、熱が下がった子どもを預けられないのは大変ですよね。

しかし、インフルエンザが流行すれば多くの人が困ってしまいますし、何より我が子もインフルエンザが治ったばかりで体調が万全ではありません。

熱が下がった後も、出席停止期間を過ぎるまではしんどい思いをした分、たっぷりと甘えさせてあげたいですね。

インフルエンザは、発症してしまうと親も子どもも非常に大変な思いをします。

家庭内で感染が広がって全員がダウンしてしまう可能性もあるため、マスクをつける、外出から帰ったらすぐに手洗いとうがいをするという基本的なことに加え、部屋の温度や湿度に気をつけて、乾燥しないようにするのも効果的です。

健康に冬を過ごせるよう、できる対策を行なっていきたいですね。


【監修医師】
瀨田奈祐子(せたなゆこ)

2004年 東京医科大学医学部入学
2010年 同大学卒業
2010年 医師免許取得
東京逓信病院にて初期臨床研修医
2012年 東京医科大学麻酔科学教室後期臨床研修医
2013年 麻酔科標榜医、麻酔科認定医取得

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この記事を書いた人
上林 / コノビー編集部の画像
上林 / コノビー編集部
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