その後、猛烈な陣痛に合わせて何度もいきみましたが、赤ちゃんはなかなか出てきませんでした。

助産師さんが分娩台に上って、いきむのに合わせて、私の肋骨あたりに痣ができるほど強くお腹を押してくれたのですが、それでも出てこず。

分娩台に上って一時間が過ぎたくらいで、主治医の先生が来て、会陰切開、つづいて吸引をして、ようやくの誕生となりました。

入ってきた先生が私を見て「これ、全然チカラ入ってないよ。まだまだいける」と仰ったのがショックすぎて、やけくそになっていきみました(笑)。


赤ちゃんと会えた喜びで、実母と義母へのモヤモヤした気持ちは消え失せていました。

実母は私が八つ当たりするのはいつものことだと受け流してくれました。

義母と夫はぎくしゃくしたままで、義母は赤ちゃんにも会わないと意地を張っていましたが、私が何度もお誘いし、退院する前に抱っこしてもらうことができました。


その時生まれた息子は、今1歳4ヶ月です。とにかく可愛くて大切で、私たちの宝物です。

将来この子に何かあったら、何を差し置いてでも駆けつけてあげたいと思います。

そう思うと、あの時やってきた実母も義母も、来るなと言われても、行って助けになりたいという思いが勝ったのかな、と思うようになりました。

母の愛は偉大です。私もそんな母達のようになれますように。


ライター:吉田けい