赤ちゃんが生まれてきたときのことを、憶えていますか?
歓びとか感動とか安堵とか、いっぺんに感情があふれてきて、胸がいっぱいになったことでしょう。
しかしいっぽうで、流産になったり、生まれつきの障害や病気があることを知らされたり、予定日より数か月も早く出産してしまったり、妊娠や出産は必ずしも歓びに包まれるイベントとは限らないのです。
しあわせの絶頂を味わうはずが、まるで落とし穴におちたような現実に、途方に暮れてしまうかもしれません。
残念なことに子宮に着床しても胎児が育たない場合には、もともと染色体や遺伝子に大きな問題があることが多いです。
ここは強調しておきたいのですが、決して母体の、おかあさんのせいではないのです。
遺伝子に問題があっただけ。
遺伝子の力およばず、です。
遺伝子のシナリオ、という観点からすると、たとえ重篤な障害を持って生まれてきたとしても、生まれてきただけで「ゴールイン!」です。
早産・超出生低体重児で生まれてきたとしても、生まれつきの重い病気があったとしても、出産にたどりつけただけで遺伝子の仕事としては第1関門通過、ある意味「想定内」なのです。
「ちいさく産んでしまった」と嘆かないで。小児科医がママに伝えたいこと。

高橋孝雄先生著作『小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て』(マガジンハウス)より、選りすぐりのお話を3週連続でご紹介いたします。
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272005135当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。
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