1. 総合トップ
  2. >
  3. 妊娠・出産
  4. >
  5. 無痛分娩も十人十色。みんなに支えられた私の場合<投稿コンテストNo.32>

無痛分娩も十人十色。みんなに支えられた私の場合<投稿コンテストNo.32>

無痛分娩も十人十色。みんなに支えられた私の場合<投稿コンテストNo.32>のタイトル画像

無痛分娩を選択した、絶壁母さん。麻酔は確かに痛みを取り除いてくれたものの、出産に当たって別の問題が発生。その時の臨場感溢れる体験談です。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10112000188


私は無痛分娩を選択しました。

沢山の先輩方や友人達から出産体験を聞き、痛みに弱い私はすっかり自然分娩に怯えていました。

だって、皆とにかく痛かったことをアピールしてくるんだもん。

皆乗り越えてすごいよ!怖いよ!私には無理だよ!!

妊娠がわかった瞬間から

「どんなに料金が高くても無痛分娩で産む!私が産むんだからどう産むかは私が決める!文句ないでしょ!!」

と別に反対もしていない主人に食ってかかった私。

優しい主人は私の意見を尊重してくれ、無事無痛分娩のできる産院を予約することになりました。

出産日当日。

無痛分娩は計画出産で、陣痛が来ていなければ促進剤を入れて出産をします。

義母も遠方から出産予定日に上京して来てくれるとのこと。ウンウン……。

頼む、プレッシャーになるから来ないでえええええええ!!

とは言えず、絶対に今日産むぞ!と気合いを入れて入院しました。

無痛分娩も十人十色。みんなに支えられた私の場合<投稿コンテストNo.32>の画像2


入院をしてからは背中に麻酔を入れるための管を通したり、子宮口を開けるためのバルーンを入れたりする処置を行います。どの処置も痛みはなく、拍子抜けしたことを覚えています。

そしていよいよ、主人に見守られながら促進剤を投入!!

無痛分娩とはいえども、まずは麻酔を入れていない状態である程度陣痛を経験しないとお産が進まないことがある為、耐えられるところまで痛みに耐えるように助産師さんに言われました。

促進剤を入れて少し時間がたった頃に、陣痛がやってきました。

ふ〜ん、陣痛ってこんなもん?ものすごく強い生理痛って感じだなぁ…

これなら全然耐えられる〜♪

…なんて一瞬でも考えた私を殴ってやりたい。

全国の、いや全世界のお母様方、申し訳ありませんでした。

「いってえぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!!!!!!…………ぜェッゼェッ」

陣痛が始まって30分後には2分間隔で痛みが襲い、どんどんどんどんその痛みは強くなって行きました。もはや私のHPは風前の灯。

え、皆これ何時間も耐えてんの?

それまじ?世の母達ってすごすぎじゃない?

お母さん、私を産んでくれてありがとう…。

あまりの痛みに朦朧としながら、母への感謝と世の中のお母様達への尊敬の念でいっぱいになり小声でブツブツ言う私。

その姿は完全にヤバい人。

そして隣でそんな様子の私を見ていた主人が、陣痛開始30分でナースコールを静かにそっとポチりました。

サンキュー旦那よ…。


ナースコールを受けて、助産師さんがやって来てくれました。

「ほんとすみません、もう無理です、耐えられません。お願いです、今すぐ鎮痛剤を、入れ、てぇえええぇぇぇええええええ!!!」

優しい助産師さんはすぐに私を処置室に案内をしてくれ、無事麻酔薬を入れてもらいました。

するとどうでしょう!!!

ほんとにほんとに、痛くない!!!!!!

お腹が定期的にグーッと張る感覚は来るものの、全く痛くないんです!これはすごい!!

出産は立ち会い分娩を選ばなかった為、そこからしばらくお産が進むのをカーテンで仕切られた処置室で一人、ただひたすら待ちます。

私の隣では自然分娩の方がお産をされておりその声が漏れ聞こえてきます。

心の中で応援をしながら、私自身はのんびり用意されていたオニギリを頬張っていました。

定期的に助産師さんがお産の進み具合を確認しに来てくれ、ついに子宮口が9センチまで開きました。その間約6時間。

「少なくとも今日中には産むことが出来そうだね!そろそろ旦那さんに連絡するね!」

と助産師さんから声をかけられ、いよいよか…と少し緊張をしました。

しかし、次の瞬間。

助産師さんの顔色が変わり、病院のスタッフの皆さんが慌ただしくなっていきました。


何やら焦った様子で主治医の先生がやって来て、私の何かを確認しています。

その後、主治医の上司と思われるお医者さんもやって来て、

「患者は苦しんでいるのか!?」

と叫びながら私の横たわっている診療台のカーテンを開けました。

無痛分娩の為何の痛みも感じていない私は、ただただポカンとするばかりです。

殺伐とした空気の中、主治医が私の目を見ながらゆっくり話しました。

「常位胎盤早期剥離の可能性が高いです。赤ちゃんから苦しいとサインが出ています。一刻を争う為、緊急帝王切開にします。いいですね?」

先生が言っている事のほとんどを瞬時には理解出来ませんでした。

ただ常位胎盤早期剥離が、胎児の死亡率が割と高い事、最悪の場合母体も死亡してしまう事があるという中途半端な知識はありました。

あぁ、もしかしたら、この子も私も死ぬのかもしれない…。

その答えに辿り着いた瞬間、体が突然震えて止まらなくなりました。

しっかりしなきゃ…。

震えながらも心の中で思いました。でも震えは止まりませんでした。

手術室へ運ばれた後、帝王切開の為の麻酔を入れて処置の準備をしながら手術の説明をされました。

手術の説明を受けている最中に一度帰宅していた主人が病院に到着、一緒に説明を受けました。

不安で押しつぶされそうで、主人を見た瞬間涙が止まらなくなりました。

主人はそんな私を見て、

「大丈夫、大丈夫だから。頑張っておいで。」

と言って手をしっかり握ってくれました。

不思議と主人が手を握ってくれている間だけは、私の体の震えは止まっていました。

無痛分娩も十人十色。みんなに支えられた私の場合<投稿コンテストNo.32>の画像5


一刻を争うと言われ、すぐに帝王切開は始まりました。

麻酔ってすごい。「今お腹切ってるよ〜」と言われても何も感覚はありませんでした。

手術が始まって10分後、「赤ちゃんですよ〜!」という先生の声と共に産声が聞こえました。

助産師さんがすぐに私の隣に赤ちゃんを持って来てくれました。

赤ちゃんを見た瞬間、涙がボロボロとこぼれました。

「ありがとうございます、ありがとうございます」

何度も、何度もお礼を言いました。

この記事を書いた人
コノビー記事投稿コンテストの画像
コノビー記事投稿コンテスト

コノビー初の記事投稿コンテスト開催中!
※2018年10月1日(月)0時〜10月26日(金)23時59分まで

テーマは「出産」。
様々な出産に関する体...

  1. 総合トップ
  2. >
  3. 妊娠・出産
  4. >
  5. 無痛分娩も十人十色。みんなに支えられた私の場合<投稿コンテストNo.32>