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公開 2018年11月16日  

園で「読み聞かせママ」をしてみたら、娘と私の居場所ができた

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幼稚園での新たな関係作りには時間がかかると思っていませんか。思い切って、新しい環境に飛び込んでみると、意外と早く友達の輪が広がります。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038009502

子どもたちが入園、もしかしてひとりぼっち!?

幼稚園に入園し、まず私が心配したのは「子どもに友だちはできるかな」「私にママ友できるかな」ということ。

また新しい環境に慣れることができるか、そこもとても不安でした。

幸いにも(?)PTAの役員にも選出されることがなく、平日の半分は延長のお預かりを利用していたため、お迎えの時間も他のママたちと違い、いつのまにかお迎えに行っても知らないお母さんたちばかりに。

情報交換をする相手もおらず、子どもの幼稚園での様子がほとんどわからない状況でした。

そこで「このままだと、私って、ずっとひとりぼっち?」と気付いた私。

ほかのお母さんたちとの情報交換や幼稚園との関わりが必要だとは思うけれど、でもどうすれば……と考えていたころ、クラスで読み聞かせをするお母さんの募集が始まりました。


これならできるかも! 思い切ってはじめてみた読み聞かせ

子どもも私も絵本は大好きだし、これはいいかもしれないと、思い切って参加してみることにしました。

そして、どうせ読むなら、みんなが楽しめるようなおもしろい読み聞かせにしようと、いろいろ工夫してみることに。

季節や行事にまつわる絵本を選ぶことはもちろん、読む前のあいさつやお話にも取り入れてみたり、年齢にあった楽しい絵本がないか絵本屋さんに相談したりと、自分自身も楽しみながら参加しました。

絵本の内容が楽しいことも大切ですが、子どもたちにもできるだけ参加してもらいたいと考えました。

たとえば、「ねこのピート大好きなしろいくつ」では、繰り返し歌を歌うシーンが出てくるので、最後にはみんなでいっしょに歌いました。

また、「りんごかもしれない」を読んだときは、本物のリンゴを持参して「これは、りんごかな?そうじゃないかもしれないよ」などと話しながら始めました。

読んでいる途中に、子どもたちに話しかけられたら、できるだけ答えるようにもしました。

そうするうちに、子どもたちも読み聞かせを楽しみにしてくれるようになったのです。


下の子がいたって大丈夫! アクシデントもいい思い出に

こうした行事などに参加するのは、「下の子がいるから難しいなぁ」と思われるお母さんもおられるかもしれませんが、これが意外と楽しいのです。

上の娘が幼稚園のときは、下の子がまだ未就園児だったので、いっしょに連れて行きました。

私が絵本を読んでいるときも、ずっと背中に隠れて離れませんでしたが、絵本のちょうどクライマックスになりかけたころ、「ばぁーっ!」といって出てきました。

これには、みんな大爆笑!

こんなアクシデントも、今から考えると楽しい思い出です。

読み聞かせが生んだお友だちの輪

娘はもちろん自分のママが絵本を読んでくれるので喜んでくれますし、ほかの子どもたちには、「○○ちゃん(○○くん)のママ」と覚えてもらえるようになり、「また、読んでね」と言ってもらえるようになりました。

お母さんたちからも、「子どもが、昨日の読み聞かせ、楽しかったって言ってたよ」とか「子どもが歌をずっと歌ってるんだけど、あれは何の絵本に出てくる歌?」とか、話しかけてもらえるようになり、親子でお友だちも増えました。

子どもたちが私に声をかけてくれるので、お母さんたちも話しかけやすかったのだと思います。

読み聞かせは、私にすごく合っていたので、上の娘のときも下の息子のときも立候補してやらせてもらいました。

おかげさまで親子で楽しい幼稚園生活を送れています。

小2の娘は図書係になり、小学校で今度は自分で読み聞かせをしているそうです。子どもたちにも楽しい思い出になっているのだなと思っています。

コツは自分のできる範囲で無理なく、楽しく!


幼稚園生活のはじまりに、思い切って読み聞かせに挑戦してよかったと思っています。

幼稚園との関わりは、さまざまですが、自分のできる範囲で無理なく、そして楽しくできることからはじめればいいのだと思います。

それが、私の場合は読み聞かせでした。

躊躇せず、思い切ってその環境に飛び込んだことでうまくいきました。

ひとりで悩むよりも、まずは行動してみると、意外と解決の糸口につながるかもしれません。

ちなみに、このときにできたママ友さんには今も仲良くしてもらっています。

※ この記事は2024年04月02日に再公開された記事です。

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