毎日掃除をしていると、息子が真似をして掃除をするようになった。
毎日写真を撮っていたら、息子が真似をして写真を撮るようになった。
もちろん何をやっても「すごいなあ」「上手だね」とほめるので、息子は喜んでやる。
「子は親の鏡」という言葉は本当だったのだ。
先日、バスに乗っていたら、降車のときに運転手さんにお礼を言うよう、子どもに促している母親がいた。
幼稚園にあがるかどうかくらいの小さい子だ。
「ほら!ありがとうは?」
まるで怒るような、少しきつい言い方だった。
「ありがとう」というのは優しい言葉のはずだが、マニュアルを厳しく教え込んでいるようで、違和感があった。
指示なんかしなくても、母親が毎日バスの運転手さんやコンビニの店員さんに対して「ありがとう」と笑顔で言っていたら、自然と子どもは真似をするのではないだろうか。
親は子どもにいろいろなことを教えようと意気込んでいるが、子どもはさりげなく、親にたくさんのことを教えてくれる。
「いい写真ってなんだろう。」答えは息子が教えてくれた。

ガンで余命宣告を受けた35歳の父が、2歳の息子に伝えたい、大切なことを記した書籍『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』(PHP研究所)。写真家・幡野広志さんの尊いメッセージを、ご提供いただいたお写真(奥様撮影)とともに、2つの記事でご紹介いたします。
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