第一子ということもあり、息子が0歳の頃は衛生についてあれこれ気にしていました。
ほ乳瓶やおしゃぶりをこれでもかとグツグツ煮込んだり、おもちゃもよく洗ったり…
いつまで消毒するのか止め時も分からず、かなり月齢が進むまで毎日グラグラグツグツ。
「赤ちゃんが色々モグモグし始めたら消毒を止めてもいい」と知っておそるおそる止めるまで、長いことかかりました。
1歳過ぎて外遊びが増えてからはそこまで気にならなくなったのですが、0歳のうちはとにかく「赤ちゃんは免疫力が低いから清潔にしないと!」という気持ちでした。
その後、1歳半でアメリカに引っ越し、初めて図書館のストーリータイム(絵本読み聞かせ会)に参加したときのこと。
当たり前のように土足の場所にバラバラと座る親子たち。
なんなら床にごろごろ寝そべる子どもたち。
そして読み聞かせが終わると「さあ次はおもちゃタイムですよー」と先生がおもちゃの入ったカゴを盛大にひっくり返したのには驚きました。
床に散らばるおもちゃで我先にと遊び出す子どもたち。
さすが土足文化だなぁ…と見守りつつ、見渡すと当然のように0歳の赤ちゃんも。
私がほ乳瓶を必死こいて煮立てていた時期に、砂ぼこりのついたおもちゃをムシャムシャしている…強い…。
でもこっちの子は家でも土足の床をハイハイして育ってるからこれが普通なのか…。
(最近赤ちゃんのいる家庭は土足にしないケースも増えているそうですが)
別に「土のついたおもちゃをなめるたびにお腹をこわす」とかそんなことでもなければ、気にしなくていいのだろう。と頭では分かっていてもなかなか感情が追いつかないものです。
土足おもちゃで免疫力がついたら「保育園に入った途端に色々と風邪を拾ってくる」というのは減るのかも…?
いやいやさすがに低月齢のうちに砂はどうなん…などと複雑な心持ちで眺めつつ、ちょっとカルチャーショックを受けたのでした。
ちなみにアメリカでは基本的にほ乳瓶の消毒はせず、食洗機で洗うだけがメジャーとのこと。なんともワイルドです。