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公開 2015年05月13日  

O脚は妊娠・出産のリスクになるってホント!?O脚を改善する方法は?

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自分の足の形、気にしていますか?足のラインで骨盤の状態がわかるんです。O脚女性の骨盤は、緩んでいます。赤ちゃんが居心地良く過ごせる骨盤は緩みのない締まった骨盤。O脚なことで赤ちゃんにはどんなリスクがあるのでしょうか。

出典:https://instagram.com/p/1SwqORL73B/

O脚女性が増えた理由

ある時から、O脚女性が増えてきました。それは、ファッションモデルのポーズの変化に見られます。つま先がくっついて、かかとが離れた立ち方が流行し始めてからです。女性らしい、可愛らしい、そんな雰囲気やイメージで、内股で立つ女性が増えてきました。



しかし、それだけではO脚にはなりません。そもそも筋肉がしっかりついていない脚だからこそ、ちょっとした姿勢の変化が骨にまで影響をおよぼしているのです。幼い頃から歩く時間が短く車での移動、外を走り回る環境にない都会の子ども、トイレは和式から洋式へ…そういう環境の変化で子どもたちの足の筋肉のバランスは悪くなり、内腿の筋肉が落ち、骨盤は広がってきているんです。

O脚だと骨盤が広がる=おしりが大きくなる!!

人間の身体のすべての骨は繋がっています。足の骨と骨盤の骨も股関節を介して繋がっています。O脚の方は、膝と膝がくっつかないのですが、そもそも股関節(骨盤の裾)が広がってしまっているんです。膝だけの問題ではなく、繋がっている骨盤にまで影響を及ぼしています。



スラッとした体型で、おしりが大きくないように見える女性でも、骨盤が締まればおしりの形はグンと良くなります。

O脚だと内臓が下がる=下腹ポッコリになる!!

骨盤は、内臓を支えている器のようなものなので、骨盤の裾が広がるとその分内臓は下がります。胃下垂という言葉は良く耳にするかと思いますが、胃だけが下がるなんてことはありません。胃が下がっているように感じる方は、内臓すべてが下がります。



さらに、腹筋が鍛えられていなければ、内臓が下がってきた下腹部はポッコリしてしまう、そういうわけです。

妊娠すると切迫早産のリスクが上がる!!

骨盤が広がった、下腹部ポッコリの女性が妊娠したら…。子宮は下腹部にある臓器で、そこで赤ちゃんが育ちます。赤ちゃんはグングン成長しますし、それに伴い子宮の筋肉も厚くなり血流も増え、子宮自体も重くなります。



妊娠前に数gだった子宮は、出産頃には1kgにまで大きくなるのです。それに、胎児や胎盤、羊水など様々な負荷がかかると、もともと広がっていた骨盤はさらに広がっていきます。子宮の位置が下がります。おなかが張りやすくなります。それが切迫早産です。



赤ちゃんが居心地良く過ごせる骨盤は緩みのない締まった骨盤なのです。妊娠前から、O脚にならないよう気をつけたり、O脚の方は少しでも改善した状態で妊娠できるといいですよね。

O脚は治ります

小さい頃からO脚だから…気付いたらO脚だったし何やっても治らないから…。そんなことはありません。O脚は生活習慣病です。冒頭にも書きましたが、姿勢と筋肉バランスの問題です。O脚の方でも、おしりの筋肉を引き締めて立てば、ほとんどの方が膝の空間が狭まります。たったこんなことで?とおっしゃいますが、それだけ筋肉を意識して生活できていないということです。



骨盤周囲の筋肉をつけるには、とにかく歩く量を増やすことです。車は公共交通機関が発達し、家電が流通した結果、女性の運動量は著しく低下しています。その弊害がO脚です。「あると便利なもの」は「なくても良いもの」です。



洗濯機があれば便利ですが、なければ手洗いしたらいいんです。掃除機もあれば便利ですが、なければ床拭きをしたらいいんです。車もあれば便利ですが、なければ歩けばいいんです。ですが、今更そういう生活に戻すのは至難の業です。お仕事をしている女性も増え、時間が足りないことも影響しているでしょう。



だからこそ、普段の生活の中で少しだけ筋肉を意識してみてください。歩く時にはおしりと太ももの筋肉を。座っているときには、膝をくっつけて腰骨を立ててみる。洋式トイレと和式トイレがあったら、和式を選んでみる。そういう些細なことの積み重ねで、少しずつO脚は改善していきます。

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