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公開 2015年05月04日  

【子育てを科学しよう】今すぐできる!子育てに大切な4つのポイント<その1>

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皆さんは上手に子育てをやれていますか?

お子さんと接していく中では、色々と思うようにいかないことや悩みも沢山あるかと思います。子育てには「これが正解!」というものはありませんが、「こうしたほうが多くのお子様にとって効果的に作用する」科学的な方法論は色々と存在します。
ここでは、ABAという学問から学ぶ子育て術を4回にわたってご紹介します。


みなさま、はじめまして!

2児の娘を持ち、大手企業を退職し、独立後に様々な教育活動に従事しつつ、大学の教育学部でも現在進行形で学んでいるゆうさパパです。不定期にはなりますが、これからConobieで育児や教育に関わる記事を寄稿していきますのでよろしくお願いします。



正解はこれ!というものがない育児や教育だからこそ、日々学びや発見があり、またそこから子育てを科学する日々ですが、今日は私が学び、実践してきた中で、特にこれは多くのお子様にとって有効だ思われる子育て術をご紹介していきたいと思います。

応用行動分析(ABA)から学ぶ、上手な子育て術

皆さんは応用行動分析(ABA=Applyed Behavor Analysis)という言葉を聞いたことがありますか?



あまりなじみのない言葉かもしれませんが、これは行動の法則性を明らかにする研究の中で発生した心理学で、思想や理念ではなく科学的で客観的な方法論です。



たとえば、お子さんに「こうしてほしいのに、なかなかうまくしてくれないなぁ。」「どうして伝えたことができないんだろう」なんて悩みがあったとしましょう。



このとき、ABAでは行動の原因はお子さんの心の中にあるのではなく、お子さんと環境との関わりにあると考えます。

※ここでいう環境とは、大人の指示の出し方や部屋の状態といった、こどもの肌の外すべてを指します。



アプローチとしては、子どもを変えようとするのではなく、周りの環境を変えていくことによって、環境との相互作用により結果的にお子さんが変わっていくというものですね。



それでは、具体的にどこをどう意識していけばいいのか。それが、以下の4つのポイントになります。

【ポイントその1】指示、目標はスモールステップで!

ズバリ、最初のポイントは何か子どもにものを伝えるとき、教えるときはできるだけ細かく細分化して伝えよう!ということなんです。



これ、簡単なようで実は意外と難しかったりするんですよね。



たとえば、小さいお子さんが外から家に帰ってきたとき、自分で靴を脱いで揃えて家に上がれるようになってほしいという課題があったとしましょう。こんな時、みなさんだったらどうやってお子さんに伝えますか?



「帰ってきたら、靴を脱いでちゃんと揃えてから家に上がろうね」



なんてそのまま言ってしまいがちではないでしょうか?何度言ってもできないと「もう何度も伝えたでしょう?ほら、ママは手伝わないから自分でしっかりやりなさい!」なんて言ってしまったり。



大人にとっては簡単で当たり前のことのように感じるかもしれませんが、実はお子さんにとっては、



・帰ってくる

・靴を脱ぐ(玄関に座る、テープを剥がす、ひもを緩めるなど)

・揃える(どこに?どうやって?)

・部屋に向かう



といういくつもの工程が一度にインプットされており、混乱が生じやすい状態になっています。これを一度にすべて理解し、実行することはお子さんにとってもものすごく難しいことだったりするんですね。



こういう時は、目標や指示の一つ一つを細分化することで一気にお子さんの理解が進むことがあります。



①玄関に座る、という所がクリアできるようになってから②靴を脱ぐ(テープを剥がす)③揃えるというように段階的に伝えてみるといいんですね。



日々の育児の中では、子どもに何か伝えたり、指示を出すときも多くのことを要求しすぎていることが意外とあるかもしれません。是非、こういった点も意識しながら日々の育児に取り組んでみてください♪





次回は<ポイントその2:注意を引いて簡潔に!>をお伝えします。

次回のUPもご期待ください!



※本内容は応用行動分析という学問を活かし、自閉症を持つお子様やその保護者様に対して療育支援を行うNPO法人ADDSという団体の活動をお手伝いする中で学んだ話になります。



ABAについても、より詳細な内容がホームページにも掲載されておりますので、よろしければご覧ください!

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