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公開 2020年12月03日  

「はさみがつかえるなんて、たいしたもんじゃないか!」/ 今日の、ひとこと vol.15

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子どもが「いたずら」をするようになる意味に気が付かせてくれる言葉。



いたずらざかりのぼうやを探す、物語の中のおばあちゃんの言葉。

孫がペンキをこぼして部屋をよごしてしまえば、「りこうなこだねえ」。二階の部屋までグチャグチャにしてしまえば、「かいだんも、ちゃんとのぼれるんだねえ」。

そして洋服を切ってしまっても、「はさみがつかえるなんて、たいしたもんじゃないか!」。

どんないたずらも悠然と受け入れてしまうおばあちゃん。

たしかに、いたずらというのは子どもの成長の証でもあります。

生まれたばかりの赤ちゃんにはできなかったことばかりですから、「こんなことまでできるようになって」と思えないこともありません。

めちゃくちゃにされた部屋を見て、毎回そんな風に思うことはむずかしいかもしれませんが、10回、いえ100回に一回くらいは、おばあちゃんのようにいたずらを喜べるようになりたい。

そんな気持ちにさせられる言葉です。

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パット=ハッチンス作/乾侑美子訳『いたずらかいじゅうはどこ?』偕成社


毎朝更新しています! 明日もお楽しみに!

※ この記事は2024年03月24日に再公開された記事です。

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