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あの時、娘のやりたいことが、私の「やらせたいこと」にすり替わっていた

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ベビーマッサージ講師やカウンセラーの仕事をされているママぞうさん。コノビーにもたくさんのコラムを寄稿してくださっている、思春期の娘さんと二人で暮らすママです。ママぞうさんの素敵なところは、自分の気持ちに対して素直に向き合うところ。いろんな困難を乗り越える時に、とても大切なスタンスだと感じていたので、改めて、お話を伺ってみました。

————お久しぶりです。今日はよろしくお願いします。


久しぶりですね。よろしくお願いいたします。

ちゃんと話せるかなわたし、どっちかというと偉そうなこと言えなくて、今も相変わらず悩んだりブレたりしているから。

12歳の娘が思春期の入り口で、本当に悩みながら過ごしてます。


————その悩みとか、どう上手くいかないのかということも含めて、できるかぎりそのままお話伺えたらと。


はい。頑張ってみます。

「親子二人とも楽しむ」って、案外むずかしい

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————ママぞうさんが以前、コノビーに書いてくださったコラムの中で、「自分と娘は違う人格、という当たり前のことに気づいた」とおっしゃっていて、とても心に残っているんです。


はい。書きましたね。今でもそこはむずかしいと思っています。


————それって、娘さんの好きなものはちゃんと尊重しよう、という話であると同時に、ご自身が好きなことや、自分の時間も同じように大切にしたいという意味も込められていたと思うんです。


そうですね、両方大切にしたいからこそ、すごく葛藤してしまいます。

うちは娘と二人暮らしなので、仕事以外で「自分がやりたいこと」をやるためには、どうしても「二人で一緒に楽しむ」方法を見つける必要があって。そこには結構、必死です(笑)。


————そうですよね。


わたし、とにかく自然が大好きなんです。海で泳ぎたいなとか、そういう派。でも娘は完全に都会っ子で、全然タイプが違う。

これが子どもができる前のカップルだったり、パートナーがいたりしたらまだ「わたしちょっと泳いでくるね!」って出かけられる可能性もあるんだけど、年齢的にも、まだ一緒にいないといけないから。


————あれ、でも先日たしかウミガメと泳いでませんでした?Facebookで観た気が(笑)。

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あ、そうなんです(笑)。春休みくらいに宮古島に行ってきました。


————その時はどうだったんですか?二人とも楽しめた?


楽しいこともあったけど、やっぱり難しかったですね(笑)。

泳ぐことはできたんだけど、わたしたちが意外と泳げたものだからインストラクターさんが珊瑚のところまで連れて行ってくれて。

ウミガメと泳ぐまでは楽しそうにしてたんだけど、その後も結構泳いだからへとへとになっちゃって、「疲れた。死ぬかと思った。もう二度とやらない」って。

次回行けるかどうか、かなり厳しい状況です。


————あらら。


なんか、結局そんなことばっかりですね(笑)。

娘の「やりたい」がいつのまにか、わたしの「やらせたい」になっていた

あの時、娘のやりたいことが、私の「やらせたいこと」にすり替わっていたの画像3


————逆に、娘さんが「やりたい」と言ったことに付き合うことの難しさはどんなところにありますか?


娘が小学校低学年くらいの時、「英語を習いたい」って言ってきたことがありました。

わたし、自分の経験からも英語は大事だなと思っていたんですが、一方で習い事ってあまり無理強いしたくなかったので、そう言ってくれた時は「よし来た!」って思っちゃったんです。


————それまでは、我慢していた?


そうですね。英語に限らず、勉強のメリットとか、そういうことは自分なりに伝えていました。

でも、いろんな可能性を示した上で、そこから選ぶのは本人だと思っていたので。


————で、ついに本人から「やりたい」と。


そう、それですっごい張り切っちゃったんですね、わたしが。この子に合う教室を見つけようって、5箇所くらい体験授業まわっちゃった。

そしたら、結果的に英語嫌いになっちゃったんですよ(笑)。

そりゃそうですよね、もともと人見知りなのに、知らない外国人と5回も話させられて。結局どこにも入らずに終わっちゃったんです。


————なるほど。


結局、娘の「やりたい」が、いつの間にかわたしの「やらせたい」にすり替わってしまっていたんですよね。

それに途中で気づけなかった。あれは今でも、やっちゃったなーって思います。

それは「“誰の”やりたい」なのか、はっきりさせる。

あの時、娘のやりたいことが、私の「やらせたいこと」にすり替わっていたの画像4


————ご自身や娘さんの「やりたい」ということに、ママぞうさんはとても意識的な方だなと思うのですが、それはいつ頃からですか。


多分ですけど……。


————はい。


娘が生まれて7、8ヶ月の頃に、産後初めて髪を切りに行った美容室があって。髪切ってる最中に、そこの美容師さんの娘さんが「ただいま」って帰ってきたんです。

そしたらその美容師さんが、「お帰りなさいって言える仕事がしたくって、今開業してるのよ」って。


————素敵。


そう、わたしもその時素敵だなと思って。その時に「おかえりなさいって言える母親」が、わたしの中で理想の「いい母親像」になったんです。

だからわたしも自営業でベビーマッサージをはじめようって思ったし。


————なるほど。そういうことだったんだ。


ね。これ、自分で言うのもなんだけど、ちょっといい話じゃないですか。

子どものためを想っている、いい母親の選択って感じがしますよね。


————しますね。


そういうつもりである日、友人に同じ話をしたんです。そしたらなんか、意外な反応が返ってきて。


————どんな反応ですか?

この記事を書いた人
渡辺 龍彦 / コノビー編集部の画像
渡辺 龍彦 / コノビー編集部

コノビー編集長
編集部のスタッフにお尻を叩かれながら一生懸命働いている。
料理と美術を愛する。
障害者の就労支援施設・発達障害児向け教育施設のマネジメント...

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