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「好きだから、家族になった」ママがふたりの“LGBT家族”ができるまで [前編](4ページ目)

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籍をいれたら、家族になるのか。子どもができたら、家族になるのか。「家族になる」ってどういうことだろう。



―― いわゆる普通の男女カップルの場合って、入籍したら「結婚」したってなるし、子どもが生まれたら「家族」になったと感じる方が多いのかなと思うんです。ある意味ひとつひとつステップが分かりやすくてはっきりしています。

でもLGBT家族の場合は、日本では同性パートナーと籍をいれることは残念ながらまだできないなかで、どうやって「自分たちは家族になった」と感じるのでしょうか。



LGBTカップルの場合は、法的には結婚することはできないし、社会や周りの人から「そろそろ結婚したら?」「子どももつくるんでしょ」みたいな圧力とか後押しみたいなものってないんです。

でもだからこそ、同棲するのか、結婚式をするのか、周りへのカミングアウトはどうするのかっていうことをひとつひとつ、お互いに話し合って選択していかないと、家族になれないんですよね。


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つまり、そこに「好きだから家族になろう、一緒にいよう」っていう強い意志と明確な選択がないと、家族っていうカタチにならないわけです。

それは子どもを迎えるっていう時もそうなんですけど、この前、レズビアンカップルの友人が、全力で「子どもを迎える」っていうことを考えていたんですよ。

LGBTの家庭で子どもを育てるっていうと、「子どもがかわいそう」っていう意見もよく聞くんですけど、彼女たちを見ていると、すごく本質的に子どもを迎えるということに向き合っているし、その子どもは幸せになるんじゃないかと思いました。


―― 春さんの場合、両方の家族のカタチを経験されているじゃないですか。ふたつのカタチを経験してみてどう感じていますか。


ある意味、今のほうが自然かもしれない。

法的に家族になることを保障されていないから、まあ、いろいろ大変なこともありますが、でもだからこそ、大切にしたいことを、大切にしやすいってことはあると思います。

自分たちで決めたというか、「これが自然だから、好きだから一緒に暮らしているんです」とか、そういうのがすごくシンプルで分かりやすいです。


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小野春:
東京在住。法的にはバツイチのシングルマザーながら、同じく子連れの同性パートナーと出会い、現在LGBTのステップファミリーとして生活中。
同じく、子どもを養育するLGBTカップルのためのコミュニティ「にじいろかぞく」の代表を務める。



(取材・編集:三輪ひかり / 文:廣畑七絵 / 写真:三浦咲恵)



後編はこちらからお読みいただけます。

この記事を書いた人
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三輪 ひかり / コノビー編集部

保育士/エディター/ライター

日本で保育士として働いた後、カナダバンクーバーでも保育士免許を取得し、現地の保育園で働く。

2014年に帰国し、現在は...

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