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「好きだから、家族になった」ママがふたりの“LGBT家族”ができるまで [前編]

「好きだから、家族になった」ママがふたりの“LGBT家族”ができるまで [前編]のタイトル画像

籍をいれたら、家族になるのか。子どもができたら、家族になるのか。「家族になる」ってどういうことだろう。


法的にはバツイチシングルマザー。しかし、同じく子連れの同性パートナーと出会い、現在LGBTのステップファミリー(※1)として生活をしている、小野春さん。

LGBT家族(※2)のためのコミュニティ「にじいろかぞく」の代表も務めています。

春さんの言葉でいうと、LGBTとは「多数派ではない性のありようを生きる人たち」のこと。
そして、そんなLGBTの人たちのなかには、「親」として生きている人たちもいます。

LGBTの人たちが子どもを育てるって、どういうことなんだろう。どうやって家族になっていったんだろう。

なかなか直接聞く機会のない話題ですが、春さんに話を伺っていると、多様な「家族のカタチ」が浮かんできました。

これは、どこか遠くにいる特別な家族の話ではなく、あなたのすぐそばにいるかもしれない家族の話。



※1「ステップファミリー」とは:子どものいる人の離婚や再婚などにより生じる、血縁関係のない親子関係や兄弟・姉妹関係のこと
※2「LGBT家族」とは:この文中では、子どもを養育するLGBTのファミリーを指しています


元々、“普通の家族”の“普通のママ”だった


―― 春さん、日が落ちる前にちょっと撮影してもいいですか?


あっ、カメラマンがいる。そんなちゃんと撮るとは思わなくて、すごい適当な格好しちゃってた。すぐ着替えますね!


―― この階段の踊り場のところで撮りましょうか。


はあ、ドキドキする。こんなモデルさんみたいに撮ってもらうの初めて(笑)。

「好きだから、家族になった」ママがふたりの“LGBT家族”ができるまで [前編]の画像1


―― 撮影おつかれさまでした。写真楽しみにしていてくださいね。それでは、改めてよろしくお願いします。


こちらこそよろしくお願いします。


―― まずは、春さんご家族が今のカタチになるまでのことを伺えますか。


今は、法的には結婚していませんが、実は私、これが2回目の「結婚生活」なんです

最初の結婚は男性としていました。息子を2人産んで、本当にいわゆる“普通”の家族のなかで、ママをしていたんです。

「好きだから、家族になった」ママがふたりの“LGBT家族”ができるまで [前編]の画像2


でも、母親はこうじゃなきゃいけない、家族ってこうあるべきだみたいなイメージに縛られていって、夫婦関係が破綻して。離婚することになりました。


―― 2人のお子さんを持つ、シングルマザーになったんですね。


そうです。そうしたら、ひとりで子ども2人育てるのって思ったよりも大変で。もしかしたら、わたしが生活を回すのがあまりにも下手過ぎたのかもしれないけど、すごい悲惨な状況になってしまって(笑)。

そんな私たちをほっとけずに手伝ってくれたのが、元々友人だった今のパートナーだったんです。


普通ってなんだろう

この記事を書いた人
三輪 ひかり / コノビー編集部の画像
三輪 ひかり / コノビー編集部

保育士/エディター/ライター

日本で保育士として働いた後、カナダバンクーバーでも保育士免許を取得し、現地の保育園で働く。

2014年に帰国し、現在は...

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