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完璧な親もいなければ、完璧な子どももいない。

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書籍「子育てを元気にすることば-ママ・パパ・保育者へ。」(著:大豆生田啓友)より、全3回にわたり、“気持ちをラクにしてくれるようなことばとエピソード”をご紹介します。第2回目は、「子育ての悩み」について。


子育てをしていると、自分の子育ての仕方が悪かったのだろうかと、思い悩むことが何度もあるものです。

例えば、すぐに手を出してしまう子。
乳幼児期は、他の子への関心から、友達にすぐ手を出してしまう子はたくさんいます。


そうした子どもは、地域の子育て支援センターなどに行っても、すぐに手を出してしまうので、親はずっと目を離せません。他の親への気遣いもあり、一日いるとくたくたになってしまいます。

また、保育園などに預けている場合でも、「今日、○○ちゃんにかみつきました」と、保育者から伝えられることがあります。

親としては、かみつかれた子の親にどう謝ったらいいのだろうか、私のしつけ方が悪いのかと、思い悩み、苦しむことも少なくありません。何とも、やるせない思いに駆られます。

そして、「なぜうちの子だけがこんなにうまくいかないの?」と、絶望的な気持ちになることもあるでしょう。

そうした子育ての悩みは、手を出したり、友達とのトラブルが多い子だけでなく、引っ込み思案な子、食べない子、飲まない子、体の弱い子、言葉の出るのが遅い子など、実にさまざまです。



わが家も大変な時期がありました。

朝の登園をぐずるのです。親としては、毎日がイライラ。「こんなはずじゃなかった」の連続です。

その日は遠足でした。

「行かない」と、ぐずるわが子。どうにか気持ちを立て直し、パジャマのまま車に乗せて、遠足の待ち合わせ場所に到着しました。パジャマ姿のわが子を見て、保育者は笑顔でこう言いました。

「○○ちゃん、よく来てくれたね。パジャマでOKよ。パパもよくがんばったね」と。

この温かい言葉にどれほど救われたことでしょう。

この時思い出したのは、カナダの「Nobody's Perfect(ノーバディズ・パーフェクト)」の有名な一文です。

「完璧な人はいません。完璧な親もいなければ、完璧な子どももいないのです。私たちにできるのは最善をつくすことだけであり、時には助けてもらうことも必要なのです。」

親も子もみんな、十分がんばっています。

周囲の人たちがみんな、このようなまなざしで困っている親子に声をかけてくれたら、どれほど救われるかと思います。

カナダでは、困っている親子の視点に立ち、さまざまな子育て支援プログラムが行われているのです。「ノーバディズ・パーフェクト」もその一つ。親の主体的なグループ学習プログラムであり、日本でもあちこちに広がっています。



子ども家庭リソースセンター 編、向田久美子 訳『ノーバディズ・パーフェクト シリーズ・PARENTS/親』4頁、ドメス出版、2002年


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このお話が収録されている、「子育てを元気にすることば」はこちらから購入できます。

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コノビー編集部

Conobie編集部連載では、「個性がのびる、子どもがのびる」をテーマに、スタッフが厳選したコラム・まとめ情報などをお伝えいたします。それぞれの家族が、「我が家...

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