5ヶ月頃から離乳食を開始した息子。
当初は、本当によく食べる子で
酸っぱくても、ちょっとくらい苦くても
拒むことなく口を開けてくれていました。
「これだけ食が良いなら、離乳食なんて楽勝だぜ!」
と、当時の私はほくそ笑んでいました。
1歳をすぎた頃から、だんだんと偏食がみられるようになってきました。
まず野菜を食べない。
もう、どうやっても食べない。
細かくしたり、とかの工夫も全く通用しない。
そして遊ぶ!
出した食材を「粘土かな?」ってくらいこねくり回して、つぶして投げて…
…結局、食べない。
偏食と遊び食べが始まってからは
1日3回の食事の時間はいつもイライラしていて
メニューを考えるのもとても憂鬱でした。
「こんなに手間をかけたって、どうせ食べやしないのに…」
と、考えてしまい落ち込むばかりでした。
いつものように、ご飯で遊ぶ息子。
ふと思いつきで
当時の息子がはまっていた手遊び
「どっちの手に入ってるかな?」
をプチトマトで試してみました。(ヤケクソ)
すると、嬉しそうにトマトを当てた息子。
「大当たり~!ハイ、どうぞ」と手渡すと
すんなりと食べてくれました。
結局、この日は「どっちの手かな?」を繰り返しながら
全部食べきってくれました。
楽しい気分になれば、こんなに簡単に食べてくれること。
そして残さず食べてくれた安心感は、私の気持ちを少し軽くしてくれました。
この出来事をキッカケに
我が家なりに食事を楽しんでみる試みを始めてみました。
四角い皿を電車に見立てて
「息子くん駅~!終点です。」とアナウンスしてみたり
食材を飛行機に見立てて口まで運んだりしてみました。
茶の間にレジャーシートを広げて食べるのも
ピクニックのようで気分が上がりました!
天気の良い日は、庭や縁側に広げるだけでレジャー気分が味わえました。
はしゃいで汚してしまっても
「今日はピクニックだから、多少のことは良しとする!」
台所で味見をすると「ンマイ、ンマイ(おいしい)」と喜ぶくせに
いざ食卓に並べると全く食べやしない(笑)、という傾向がありました。
じゃあ苦手な野菜類は「味見」で食べさせちゃおう!
と試してみたところ
それまでは口すら開けなかった野菜類も、
「味見だよ~!」の勢いで数口だけでも食べてくれました。
2歳になった現在、息子の偏食がどうなったかというと
…あまり変わっていません(笑)。
「昨日まではムシャムシャ食べていたのに、今日は全く手を付けない」
とか
「喜んで口を開けていたのに、急に興味をなくした」
とか、一喜一憂を繰り返す毎日です。
けれど何かのキッカケで、思わぬ解決策が見つかることもあるし
まずは「私自身がイライラしすぎない」を心がけながら取り組んでいます。
今はネットで子育ての情報を得やすいので、先輩ママさんのアイデアを参考にしながら、あれこれ試しています。
みなさまの食卓ではどんな工夫をされているのか、
ぜひ教えていただきたい私です!