告白をしましょう。

ベルギーの我が家では学校の水筒にお茶を入れたことは1〜2回しかありません。

しかもその時も水道水に粉末の麦茶の元みたいな粉を入れてよく振って終了してました。

その粉が溶けきれずに水筒の底にたまっているのを見て、

「あ。これはもう水道水でいいかな…」なんて思ったワタシがいます。


もちろん、これは飲料にたえうる安全な水が出る国オンリーの裏技(と言っていいのか…)だとは思うのですが。

弁当にチョコペーストを塗りたくったパンを入れるだけという、今思えば雑すぎる弁当作りに驚愕してそこばかりに注目し、
先に記事にしてしまいましたが、なかなかどうして水筒作りも雑だった、ベルギー王国。

しかし弁当があれだけ簡単なのに、わざわざお茶を煮出して冷ましたものを水筒に入れるなどという、しち面倒臭いことをするはずがなかった、ベルギー王国!

よく考えたら弁当にフォークやスプーンすらつけない、それがベルギー王国!


それは家に来たお客(もちろんベルギー人)が
「お水でいいわ」
「タップウォーターで十分」と言っていた意味が分かったシーズンでした。

子どもが学校に行くようになるまで気がつかなかった自分に冷水を浴びせたいくらいだ…。

彼らは遠慮とかそういうのではなく、本当にタップウォーター(水道水)が飲みたいと思っていたのだ!

まさにウォーター!って叫びたい気持ちにかられた。


一から考えると当たり前だがベルギーで「お茶」というと「紅茶」のことである。

歯に着色すること、カフェインのことも考えてると紅茶は絶対にNGだ。

「緑茶」も最近ではカフェなどで取り扱われるようになったが、日本の一般家庭に普及している麦茶を他のベルギー人が飲んでいるところを私は見たことがない。

つまり水筒に「お茶」がそもそも間違いなのである。

水筒は文字どおり「水」なのである!

そこを理解すると、あとは「じゃあ、ミネラルウォーターかタップウォーターか?」の戦争になるのであるが、ここは毎日のこと、パンにチーズを挟んだだけの弁当を持たせる国の人がタップウォーター派だったとしても…驚きはしまい…驚きはしまいよ…。(ちょっと遠い目になるけど)

しかし、そこを乗り越えてしまうと、「なるほど本当に簡単だ!」と感動する日々が訪れます。

しかも洗うのですら劇的に簡単になるのです!

だって!水なのだから!面倒なストローの掃除ですら!内容物が水だった場合、水で洗うだけでいいのです!(自分でも何言ってるか分かってません)

水で水を洗う争いならぬ平和です!

心の壁を壊したことで訪れた、ピースフル水筒ライフ、満喫します!