実際に私は、母が45歳の時に生まれた子どもです。
「親が高齢出産だった子どもの立場」から、
その当時を振り返ってみようと思います。
よく言われる高齢出産のデメリットに「健康面」の心配があります。
実際、母も常にどこかしら「痛い」と言っている印象がありました。
しかし子どもからしたら「だから年寄りくさくて嫌だ」とはならず、
単純に「はやく治るといいね」と思っていました。
毎晩、湿布臭かったのも良い思い出です(笑)
母は戦時中に生まれていますし、父は団塊の世代ど真ん中。
男尊女卑の典型で、当時は暴力があった時も…。
でも、その世代の人が全て同じような思想を持っているとは思いません。
単純に「私の両親が、そういう頭固いタイプなんだ」と思っていました。
若くても流行りに疎い人もいれば、いくつになっても流行に敏感な人もいますしね。
ネガティブな一面もありましたが、
「親が高齢で嫌だ」と恨むこともなければ、自分が不幸な子どもだとも思いませんでした。
理由は単純。
親の嫌な所も、好きな所も「年齢によるものだ」という認識がなかったからです。
全ては「私の両親、一個人の性格」である、と。
「人付き合いが好きで、たまにお節介が過ぎる母」
「仕事も趣味も地域行事も、全力投球する父」
私が見ていたのは、表面的な年齢ではなく、そういった普段の姿勢でした。
親の年齢だけで子どもの幸福度が左右されることは、まずありえません。
どこかから聞こえてくる
「高齢出産なんて、子どもがかわいそう」
というような他人の杞憂は、
と同じくらい無責任で、意味のない言葉だと思います。
私は母が高齢でも、産んで、育ててくれたことに感謝しかありません。
高齢出産を控えているプレママさん、応援しています!