「子どもがさみしいって言ってるよ?」
「子どもが『ママ、私を見て…』って言ってるよ?」
というような第三者からの言葉、心に刺さりますよね。

本当はその人にはまったく悪気がなかったり、
善意で気にかけて言ってくれているだけだったりもしますし、
怒っているわけでも、怖い顔をしているわけでもない場合もあります。

でも、言われる立場になってみると、
とても重い言葉で攻撃されているかのように感じることもありますし、
自分を否定されているような気持ちになることもありますよね。

それは、本当にわが子の気持ちを「代弁」しているのでしょうか?

誰かの言う「子どもがそう言ってるよ」の中には、
「私は子どもがかわいそうだと思うから、そんなことはやっていない」
「だからきっと、あなたの子どもも悲しんでいるに違いない(と、私は思う)」
というような、あくまでもその人自身の考え方が含まれていることもあります。

「腹話術かもしれない」と思えば、
自分の子どもの気持ちと切り分けて考えられるかもしれません。

「自分の育児」にとって本当に必要な言葉かどうかを見極めるには、結局のところ、
「自分の子どもの顔をよく見て向き合っていく」
ということが大事なんじゃないかなと思いました。