こんにちは。藤見里紗です。
マドレボニータの認定産後セルフケアインストラクターとして産後女性のケアに取り組むと同時に、ライフワークとして、「子どもへの性の伝え方」を伝える活動をしています。
こういう活動をしていると、「子どもへの性教育って、何歳くらいから始めたらいいですか?」という質問をされることが多いです。
今は赤ちゃんだけど、いずれは性の話をしなくてはならない時も来る。
じゃあ、いつ頃から始めたらいい?どうやって切り出す?うちの子男の子だし、やっぱりお父さんからの方がいい?…考え出すと、キリがないですよね。
講座では「家庭での性教育は早ければ早いほどいい」とお伝えしています。
お風呂でお尻を洗った時、お友達のお母さんのお腹が大きくなった時、子どもはそのしくみについて、当然なんでだろ?と不思議に思います。
それは、知的な好奇心にほかなりません。
まずその好奇心をしっかり受け止めてあげてほしいと思います。
「親からの性教育は9歳まで」とも言われています。
9歳をすぎると、子どもたちも外部からの情報が増え、なんとなく想像で理解できるようになるので、素直に聞いてくれなくなる場合もあります。
子どもが小さいほど、すーっとなんの偏見もなく理解してくれるので、こちらも気負わず、思った通り伝えることができるのです。
子どもに性について質問された時には「そういう質問ができるのはすばらしいこと」と、まず受けとめてあげてください。
子どもの質問に、その場で完璧に答えられなくてもいいんです。
答え自体は先延ばしにしてもいいし、一緒に体のしくみについての絵本を読んでもいいと思います。
完璧な答えなどありません。
間違ったと思ったら、「間違っていたみたい、ごめんね」と言えばいいんです。
性の質問も、ほかの質問と同じようにしっかりと受け止めてあげる姿勢が大切です。
そんな体験を通して、子どもの中に「お母さんは僕の質問をちゃんと受けとめてくれる」という感覚が、将来、性的な悩みや問題が起きた時、親にきちんと伝えられることにつながるように思います。