小学校に上がっても"待機児童"!?放課後の居場所が足りない…「小1の壁」問題とはのタイトル画像
公開 2017年01月31日  

小学校に上がっても"待機児童"!?放課後の居場所が足りない…「小1の壁」問題とは

28,170 View

共働き家庭には、保育園のあとに次なる“待機児童問題”が待っているかも…。「小1の壁」と呼ばれる問題についてご紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186003840

もう一つの待機児童問題「小1の壁」とは?

「待機児童問題」と聞くと、“保育園不足”が頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

子育て世帯が仕事と育児を両立するためには、働いている時間の「子どもの居場所」が必要です。保育園もその一つ。でも、保育園を卒園したその先は…? 

子どもが小学生になってからも、パパ・ママが仕事を終えて帰ってくるまで、放課後の時間を安心安全に過ごすことのできる場所が不可欠です。

パパ・ママと一緒に帰宅できていた保育園児が、小学校に入学すると同時に、放課後に一人で過ごさなければならなくなってしまう。
しかも、春休みや夏休みなどの長期休暇も自宅で一人ぼっち…。

こういった状況下で、子どもの登校時間外の居場所を確保できず、両親のどちらかが仕事を辞めざるを得なくなることが「小1の壁」と呼ばれ、共働き家庭や一人親家庭で切実な問題になっています。

共働き家庭の増加に追いつかない保育の現状

こうした児童の放課後や休校時の居場所になっているのが「学童保育」です。

利用者が年々増えている「学童保育の入所児童数」。
2014年から2016年までの2年間でなんと14万人も増加しています。
(2014年:93万3,535人→2016年:107万6,571人)

しかし一方で、受け皿が足りているのかというと、そうではありません。

学童保育の待機児童数は、2016年現在で把握できている児童だけでも1万人を超えており、学童保育を必要としながら、利用できていない児童が多いことが分かります。

参考:全国学童保育連絡協議会「報道発表資料(2016年9月2日発行)」

こうした背景の一つとして、共働き家庭が増えたことがあげられますが、時代の流れに保育園や学童保育の施設の整備は十分に追いついていません。

また学童保育を利用できたとしても、公設・公営の学童保育では、保育園の延長保育ほど長い時間預かることができないことも多くなっています。
そのため、それまでと同じようにワークライフバランスを保つことが難しいという実情もあります。

放課後に子どもの居場所がなければ、せっかく保育園に入園でき、育休明けの職場復帰が叶っても、仕事を辞めざるを得なくなってしまいます。「小1の壁」が仕事と育児の両立を阻む要因になってしまうのです。

共働き家庭が子育てしやすい街、国分寺市

そんな社会課題を解決するために、民間企業と一緒になって取り組みを始めた自治体があります。それが、都心にアクセスしやすく、再開発で街が整備され、緑も多く残る環境であることから、「住みやすい街」として子育て世代に人気の東京都国分寺市。

これまでにも国分寺市は、東京都市部において最も多くの病児病後児保育施設を設置、市内16ヵ所の公立学童保育所では申し込みのあった児童をすべて受け入れるなど、子育て支援に力を入れてきました。

こうした行政の取り組みもあり、多くのパパ・ママが働きながら子育てができているそう。共働き世帯や一人親世帯にとって、国分寺市は暮らしやすい街なのですね。

国分寺市が始めた新しい子育て支援の形

そんな中、国分寺市は独自に制定する「まちづくり条例」に基づき、「100戸以上の集合住宅を建設する場合、何らかの子育て施設を併設する」という取り組みをスタート。

今後ますます高まることが予想される「保育のニーズ」に応える試みを民間企業と協働して行うことで、より安心して子育てできる環境づくりを目指しているそうです。

ニーズに応えた民設・民営の学童保育を併設するマンションが誕生!

総戸数494世帯の<ザ・パークハウス 国分寺四季の森>は、こうした国分寺市との協働によって、敷地内に民設・民営の学童保育施設を設置する初めてのマンションです。

小学校に上がっても"待機児童"!?放課後の居場所が足りない…「小1の壁」問題とはの画像7

民設・民営の学童保育は、公設・公営と比べると、一般的に保育時間が長く、食事の提供や送り迎えなど、家族のニーズに応えてさまざまなサービスが実施可能という特徴があります。

さらにこの民設・民営の学童保育施設が敷地内に併設されていることで、小学校から直接マンション内にある学童保育に向かい、保育時間が終わったら、セキュリティに守られた敷地内を通って、自宅に帰ってくることができるのが何よりの魅力。

子どもの側も、学校の空き教室や自宅から離れた学童保育に行くよりも“第2の家庭”のような感覚で、パパ・ママの帰りを待つことができそうです。

またマンション内に顔見知りができれば、知っている人が近くにいるという安心感が生まれ、学校のことや学童のことを共通の話題にできる親しい保護者仲間ができることも期待できます。
家族ぐるみの付き合いができることで、子どもたちも学童保育に通うのがより楽しくなるかもしれません。

「こんな体験をさせてあげたい」がマンション内に凝縮

<ザ・パークハウス 国分寺四季の森>の魅力は、敷地内の学童保育だけではありません。東京学芸大学こども未来研究所による大人と子どものワークショップや子どもの感性を育む「木のひろば」、安心のセキュリティの中で楽しく学べる英語教室など、子どもと過ごす日常を豊かに彩ってくれる居住者へのサービスが満載です。

小学校に上がっても"待機児童"!?放課後の居場所が足りない…「小1の壁」問題とはの画像9

JR中央線徒歩10分圏内でありながら、居住者専用のシャトルバスが運行したり、Wi-Fiを設けたスタディールームのあるライブラリーラウンジやコンシェルジュサービスがあったりと、子どものためだけでなくパパ・ママにとってもゆとりと安らぎがある生活をしやすい環境です。

小学校に上がっても"待機児童"!?放課後の居場所が足りない…「小1の壁」問題とはの画像10

現在、資料請求やモデルルームの見学会を実施中。子育て世帯の“新しい暮らしやすさ”を見つけに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

28,170 View / 2017年01月31日公開

Share!