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公開 2015年05月09日  

献立が決まらない。お悩み解決のためのキーワードは…「5」!?

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毎日の食事、特に夕飯の献立は悩ましいですよね。メインは決められても副菜が決まらず、献立の立て方が分からない、と言う声を良く聞きます。どうしたらバランスの良い献立が立てられるのでしょうか?そのキーワードは「5」です。


毎日のことだから、マンネリになってしまう

「食事の準備って毎日しなくてはいけないから、マンネリになってしまう」そんな言葉をよく聞きます。



私も食事の支度をするようになった頃(中~高校生頃)は作れるお料理のレパートリーが少なく、3~4品をローテーションしている状態でした(笑)それでも文句も言わず食べていた私の家族はエライなー、と今更ながら思います。大学の友人で、ご主人が食事に厳しく、一度作った料理は二度と出してはいけない、という都市伝説のような話を聞いた時は驚愕しましたが、ほとんどの方は大丈夫ですよね。



マンネリの一番の原因の一つは、そもそもレパートリーが少ない、ということでしょう。その悩み、とってもよくわかります。

子どもの好き嫌いが多いんです

「子どもの好き嫌いが多くて、何を用意したらよいのか分からない」こんな声もよく聞きます。



これも、とってもよくわかります!子どもが残すと、もれなくママが食べることになり、卒乳していると右肩上がりに太ってしまう…この負のスパイラルを思うと、子どもが食べる料理を再優先してしまいますよね。



子どもが食べる料理を優先すると、どうしてもメニューが固定しがちになりますよね。(これを「固食」と言います。)もちろん、私も経験済みです。そうは言っても栄養バランスは気になるので、野菜たっぷりカレーやみじん切りたっぷり混ぜ込んだハンバーグなど工夫を凝らすことになります。

そんなお悩みの解決キーワードは「5」

そんな皆さんに送りたいのが、「五味五色五法」という言葉。ご存じですか?よほど食に興味がおありで、ご自身で色々と文献を読まれたり、調べたりされていないとなかなか普通の学校では習わない言葉だろうと思いますが、是非みなさんに知って頂きたい便利な言葉です。



「五味」は文字通り、五つの味(甘味、塩味、苦味、酸味、旨味)を示しています。同様に、「五色」は赤、青(緑)、白、黒、黄色。最後の「五法」は調理方法で、煮る、焼く、蒸す、揚げる、生、というわけです。五味五色五法に則って献立を考えると自然とバランスの良い食事に出来るんですよ。なんとなく想像出来て来ましたか?

「5」を使ってメニューを決めてみましょう!

一番わかりやすいのは、まず主菜を決めることです。主菜を肉にするのか魚にするのか、はたまた豆腐か卵か、タンパク質の豊富な食材を主菜にすると良いですね。ここではハンバーグにしてみましょうか。



主菜のハンバーグが焼きものなので、副菜は蒸す、揚げる、煮る、生、から選びます。もちろん、焼きものが重複しても大丈夫ですよ。ただの目安ですから。ここでは、副菜として、「揚げる」のフライドポテトを選んでみましょうか。



もう一品副副菜が欲しいですね。焼く、揚げる、を使ったから残りは煮る、蒸す、生、ですね。ハンバーグはガッツリお肉なので、「生」を選んで野菜サラダ、汁物にコーンポタージュスープなんていかがでしょう?洋食屋さんで見かけそうなメニューになりました。



色で考えてみるといかがでしょう?ハンバーグが黒、フライドポテトが白、野菜サラダでブロッコリーやキュウリの青(緑)、トマトの赤、コーンポタージュスープが黄色、と全色揃いました!



最後は味です。ハンバーグが塩味、コーンポタージュスープが甘味、野菜サラダで苦味と酸味、旨味は全てに含まれていますね。こう考えてみますと、定番の良くあるメニューも、実は結構栄養バランスが取れるように考えられているんですね!

いかがでしたか?なんとなく、副菜をどうやって決めたら良いかイメージ出来てきましたでしょうか?是非参考にシてみて下さいね!

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